2021-02-27
大縣神社(旧國幣中社)
尾張開拓の祖神大縣大神を祀る当社は、古来より朝廷を始め衆庶の崇敬篤く、尾張の二宮様として親しまれ、事業繁栄・開運厄除の守護神として仰がれております。
当神社の御鎮座は古く、社伝によれば御祭神 大縣大神は、始め濃尾平野を見下ろす本宮山の頂に鎮座されておりましたが、垂仁天皇27年8月(紀元前3年)に現在の地に新宮を営み御遷座されたと伝えられております。延喜式神名帳には名神大社として登載され、大正7年11月28日に國幣中社に列せられました。
現在の御社殿は、尾張藩主2代目徳川光友公が寛文元年(1661年)に再興された建物で、尾張造の構造様式を正確に伝へ、特に御本殿は「三棟造」・「大縣造」と称され他に類をみない特殊な様式を構え、昭和56年6月5日国の重要文化財の指定を受けております。
2021-02-27
姫之宮
摂社 姫之宮は、御祭神の神裔 玉比売命(たまひめのみこと)を祀り、古来より女性の守護神として称えられ、安産・子授け・婦人病 特に縁結びの神様として篤い信仰があります。
本殿裏手には、良縁成就のむすひ池があります。
むすひ池
このむすひ池は、願い事を良き縁に導くようにご祈念いただく清らかな池です。
「むすひ」とは、人と人とを結ぶ意味だけではなく、天地・万物を生み出す霊的な意味があります。
神話の時代より私たち日本人は、自然を始め全てのものに神の存在をみいだす価値観があり、目に見えないものにも心配りをし、自然の驚異にも畏敬の念を懐き常に自然を崇め共存してまいりました。日本最古の書物「古事記」の冒頭は、「天地の初発の時、高天原に生りませる神の名は、天之御中主、次に高御産巣日神、次に神産巣日神。此の三柱の神は、並独神成り坐して、身を隠したまひき」と云う文章から始まっております。この天地開闢の最初に成った三柱の神は、造化三神と称えられ、世界(宇宙)の全ての源である むすひ(むすび)の神様です。
2021-02-27
大国恵比須神社
出雲の大国主神・事代主神を祀る。世に大国様・恵比須様として親しまれ、古くから福の神・縁結の神・農耕の神・医薬の神などの祖神として、又恵比須様は商売繁昌・学問の守護神として尊崇されています。正月3日の初ゑびす祭は、県下三大ゑびすの一つに数えられております。
◎初ゑびす 1月3日~1月5日
◎ゑびす祭 毎月10日午前9時
2021-02-27
本宮社(本宮山頂)
本宮山頂に鎮座するこの社には、大縣大神の荒魂をお祀りしております。
大神様が鎮まり坐す尾張本宮山は大縣神社の神体山として、古来より「日出る山」「朝日の射す山」と云われ、古来より朝廷を始め、武家民衆からも篤い信仰を集めております。本宮山は悠久の歴史の中で様々な民話・伝統を有しております。なかでも、「山姥物語」や「山の背比べ」などの話は著名で、今日まで語り継がれております。
◎初日の出奉拝式 1月1日午前7時
◎本宮社例祭 旧6月13日 本年は7月11日午後6時30分
2021-02-27
楽田神社
楽田神社は地元楽田出身の御英霊をおまつりしている神社です。御英霊とは、日本の国を護るために勇敢に戦われ散華された方々の御霊(みたま)のことです。
この神社の創始は、昭和19年5月20日国の為に尊い命を捧げられた方々の御霊を慰めその崇高なる精神を永久に顕彰するために楽田城址城山に創建されました。しかし戦後の時代の変遷により昭和25年3月21日に大縣神社境内に遷座されております。現在、日露戦争で活躍された八代六郎海軍大将、またその兄松山義根(地元初の国会議員)をはじめ歴代村長等の自治功労者の御霊20柱、楽田出身の190柱の御英霊に併せ尾張出生の御英霊をお祀りしております。
今の日本の繁栄は、このような先人たちの尊い犠牲の上にあることを忘れてはなりません。郷土を愛し、日本の未来のために尊い命を捧げられました御英霊に感謝のまことをもっておまいりしましょう。
◎御霊祭(命月祭) 毎月1日 午前10時
(但し 1月のみ10日)
◎楽田神社みたま祭 3月20日 午前10時
◎慰霊祭 3月29日 午前10時
※どなたでもご参列頂けます